絵本の読み聞かせが発達に影響するってホント?
本屋さんに行ってみたけど、どれを選んでいいのか全然わからない!
この記事では保育士歴18年の筆者が保育園の子どもたちに読み聞かせをして2歳の子どもたちに人気だったオススメ絵本を厳選して紹介していきます。
たくさんある絵本の中でもどれでもいいというわけでは決してありません。
成長の中でできるだけ質の高い、子どもが豊かに育つために心の栄養となる絵本を与えてあげたいですね。
今回紹介する絵本は、どの本も2歳の子どもの発達や心の育ちに必要なエッセンスが、たくさん入った絵本です。
絵本タイムで家族一緒に幸せな時間を過ごしましょう。
- 2歳の子どもの発達に絵本がアプローチするポイント
- 2歳の子どもの育ち
- 2歳の子どもに人気のあるオススメ絵本
絵本を読むとどんないいことがあるの?
絵本が発達に良いと色々なところで聞くんだけど、
それって本当?どんな理由があるの?
絵本が発達にどんな影響を与えるのか見てみましょう。
絵本が2歳の子どもに与える影響
- 想像力を育てる(短い物語が理解できるようになり、お話の中の情景や気持ちを想像する)
- 登場人物の表情から感情の変化を読み取れるようになる
- 身の回りのことに興味をもち、チャレンジしようとする気持ちが育つ
- 夢中になって聴く時間はとても集中している時間。繰り返すことで集中力アップも!
- お話の登場人物が体験したことを通して達成感を味わえる
やってみたい!できるよ!とやる気いっぱいの2歳の子どもたちにオススメの絵本を厳選しましたので、絵本選びの参考にしてみてくださいね。
2歳の子どもにオススメの絵本
子どもが興味をもっているのは何?
子どもたちの興味や好奇心は色々なところに向きますが、今、お子さんが好きなことはなんですか?
- 車、飛行機
- たべもの
- 動物
- 恐竜
好きなジャンルのお話は集中して聞いてくれる確率が高いです。
大人だって好きなことには夢中になりますよね。
はみがきれっしゃ
歯みがきが苦手な子、手~あげて!
我が家の子どもたちも歯みがきタイムは気乗りしない感じです。
でも歯みがき列車を読んだ後は「どうぞー、入ってくださーい」とお口を開けてくれるので、歯ブラシを列車に見立てて歯みがきをしていますよ。
わたしのワンピース
うさこちゃんがミシンかたかたと作ったワンピースがいろいろな模様に変わっていきます。
「らららん、ろろろん」と口ずさみやすいフレーズがくり返し出てくるので、子どもたちも一緒になって口にしながら、次はどんな模様のワンピースになるのかな?と予想しながら見ています。
はらぺこあおむし
保育園では、新沢俊彦さんの歌にあわせて読み聞かせすることも多いこの絵本。虫が好きな子はもちろん、繰り返しのフレーズも多いので子どもたちが大好きな、人気の絵本です。目を引くエリックカールならではの絵や色使いにも注目です。
おばけがぞろぞろ
ちょっぴり怖い気もするけど、パパやママ、先生と一緒に見るおばけのお話は子どもたちにとってワクワクドキドキの楽しい時間。
「おびるべちゃーん、あーそーぼー」と不思議な名前のおばけが次々お返事しながらと登場しますよ。
やりたい!を後押ししてくれる絵本
2歳は歩く、走る、飛ぶと体の使い方がグンと上手になり動きが活発になってきます。
身の回りのこと(着替えやトイレなど)にも興味を持ち始め、たくさんのことをやってみたい時期。
やる気はあるのに、うまくいかないもどかしさでイヤイヤしちゃったり、ひっくり返って泣いて怒ったり、、。
そんな時期でもありますよね。
絵本の登場人物と重ねながらやりたい気持ちを後押し!できたよ!の達成感を感じることでやるきにつなげます。
はけたよはけたよ
1歳後半ごろから、ズボンやパンツを自分ではいてみたい!という気持ちが育ってきます。
そんな時、なかなかはけないもどかしさや、はけた時の達成感が一緒になって味わえる。そんな絵本です。
おでかけのまえに
ある日の家族の日常を切り取った、穏やかな雰囲気の絵本です。
ピクニックに行く前のワクワク感も子どもたちの心と重なる部分があり、ストーリーに自然に入り込める絵本ですよ。
ぼくうんてんできるんだ
三輪車に乗れるようになったくま君が、いろいろな乗り物に挑戦します。
乗り物好きの子どもたちのやってみたい!という気持ちをくま君が再現してくれるので、一緒になってドキドキを味わえる絵本です。
ストーリーがあり、登場人物の気持ちに共感できるもの
絵本のお話の中で登場人の気持ちを想像できるようになってくる2歳の子どもたち。
なんだか悲しそう。ひとりぼっちだからかな?
なんで悲しいのか、なんで涙が出てるのか。
登場人物の気持ちを想像することは、自分の気持ちに向き合う練習になります。
「〇〇だったから、悲しいの。嫌だったの。」
と伝えられる力。
「〇〇したら楽しかった。嬉しかった。」
と思いを言葉にして表現できる力をつけるお手伝いを絵本はしてくれます。
ぞうくんのさんぽ
ぞうくんがお散歩中に友だちの動物たちに出会い、「乗せてくれるなら一緒にさんぽにいく」と、どんどん背中に乗せてお散歩を続けます。
繰り返しのフレーズも楽しく、何度も読んでいるとクライマックスの「どっぼーん!」を心待ちにする子どもたち。
読み手も反応を楽しめる一冊です。
おおきなかぶ
子どものころに見たことがあるパパやママも多いのではないでしょうか。
昔から変わらず愛されている名作絵本です。
「うんとこしょ、どっこいしょ」のかけ声で、見ている子どもたちみんなが盛り上がります。
どうぞのいす
2歳ごろから、「お友だちと一緒に」が少しづつわかるようになってきます。
あたたかな雰囲気のお話が進む中、お友だちや家族に「どうぞ」と思いやりの気持ちを届けたくなる、やさしい絵本です。
こわくないこわくない
「おかたづけしようね」「まだしない」
「そろそろねんね、しよう」「まだねんね、しないよ」
2歳の子どもたちとよくあるやりとり。
この絵本の主人公まーくんも、そんなお年頃の男の子。絵本を聞いている子どもたちも共感できるのでしょうね。
にやにやしながら見つめていますよ。
絵本の読み聞かせポイント
・抑揚をつけながら音やことばを楽しむ
・おひざに乗せて温もりを感じながら
・必ずしも座って聞かなくてもいい
心地よい時間の共有と思って穏やかな気持ちで絵本を楽しもう!
寝かしつけ前の絵本タイムがオススメ!
我が家では就寝前の15分を絵本タイムにしています。こちらは絵本というより読み聞かせ用の絵のない物語。
親も子も布団に横になり、物語の世界に入り込む筆者が好きな時間です。
まずは末っ子が選んだ絵本を1冊、そして5歳の次女、そのあとは挿絵のない物語を読み聞かせることにしています。
2歳から9歳と年齢差が幅広いので、読み聞かせは現在、小学校1年生程度の物語絵本を読んでいます。
2歳にはちんぷんかんぷんな内容だとは思いつつ、絵本タイムがくると横になって、耳を傾けているので、就寝前は想像力を養うために物語を。
我が家ではそれが眠る前のルーティンになっており、絵本タイム前はみんながザワザワおしゃべりをしていても1話読み終え、15分経つ頃にはそれぞれ夢のなかです。
これが定着する前は寝かしつけ問題に悩みましたが、今ではすっかり良い時間に変わりました。
ある日訪れたルーティンになっていたからこそ困ったこと
1ヶ月前に筆者が風邪をひき、読み聞かせができず、悩んだ末にこちらの絵本読み聞かせアプリにお世話になりました。
使う前は、
イヤイヤ、ママやパパの声でふれあってよみきかせなきゃ。
と、変な意地を張っていましたが、使ってみるとその気持ちが一転。
現在、100冊以上の蔵書から年齢別、ジャンルから絵本が検索でき、選んだ絵本をプロのナレーターさんが読み聞かせしてくれます。
筆者が出会ったことのない新作のお話もたくさんありました。
声だけではなく情景が想像しやすい効果音も流れ、子どもたちもお話の世界に引き込まれていきます。
iPhoneの方はこちら→
聴ける!遊べる!絵本読み聞かせアプリみいみ(AppStore)
androidの方はこちら→
聴ける!遊べる!絵本読み聞かせアプリみいみ(GooglePlay)
パパやママが眠くて、、体調が悪くて、、となったときはぜひ使ってみてください。
今夜は皿洗い、洗濯、片付けがまだ終わってない、、
よし!「みいみ」の出番だ!
2歳にオススメの絵本 まとめ
お気に入りの本が見つかりそうですか?
パパやママとの安心できる世界から、お友だちや動物、植物、乗り物と広い世界へ踏み出していく2歳の子どもたち。
絵本の力を借りながら、たくさんの発見や色々な世界を見せてあげたいですね。
ママやパパとふれあいながらすごす絵本タイムはお子さんがすくすく成長する上での心の根っこになります。
しっかりした根を張ったこの心はちょっとやそっとの雨や風ではゆらぎません。
小さいときからたくさんの絵本に出会い、豊かな育ちを目指したいですね。
お気に入りの一冊が見つかりますように。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント