毎日毎日、怒ってばかり、、、。
子どもの寝顔を見て、「あぁー、今日も悲しい顔、たくさんさせちゃった、、」とひとり反省会。
2歳、3歳と子供たちが成長していく度に、声を荒げたり、「ダメ」を言わないといけない場面が増えてきて、、。
決して、嫌いなわけじゃない。
怒ってばかりで、「イヤなママ」になりたいわけじゃない。
なんだか疲れたなぁ~、、、。
そんな時に読んでほしいのがこの一冊。
この記事では絵本「あなたのことがだいすき」のあらすじと魅力を紹介します。
- 「あなたのことがだいすき」のあらすじ
- この本をおすすめしたい人はどんな人?
- 保育士として伝えたい、絵本「あなたのことがだいすき」の魅力
あなたのことがだいすき
題名 | あなたのことがだいすき |
作者 | 文・絵 えがしら みちこ 原案 西原 理恵子 |
出版社 | KADOKAWA |
発売日 | 2018年5月23日 |
おススメの年齢 | 子育て中のママやパパ |
あなたのことがだいすき あらすじ
始まりの1ページは、産院から見える景色。
我が子が産まれた日を回想しているママの気持ちが穏やかにつづられています。
きっとママの多くが思い出すと、きゅっと心をつかまれるような、あの時にタイムスリップするようなそんな感覚。
心の半分以上を占める不安な気持ち、、だけどそこに確実にある希望や喜び。
我が子と対面してから、日を追って積み重なっていく喜びと、うまくいかない子育てへのフラストレーション。
みんな、おんなじだよ。独りぼっちじゃないよと語りかけてくれます。
今しかないこの時間。だからこそ我が子に伝えたいことば。
きっとママの味方になってくれる絵本です。
あなたのことがだいすきは子育て中のママやパパにおすすめ
子育ては「かわいい」「いとおしい」という思いと、「もうヤダ、、」「こっちが泣きたい」という思いとのせめぎあい。
初めての子育て、初めての兄弟育児、初めての小学校入学。
ママやパパだって、子育て一年生から始まります。
たくさん悩んで、たくさん感情が動いて。
この時間は長い旅のようで過ぎていけばあっという間。
だからこそ、子育てをしている今、ママやパパにおすすめしたい一冊。
じっさい筆者も、ものすごく忙しくて子どもたちに「早く早く!」を連発した日の夜にこの絵本を読みました。
共感してもらえるだけで、ふっと心が軽くなった経験はないですか?
この本はそんな風にそっと寄り添ってくれて、大事な気持ちを思い出させてくれる絵本です。
保育士として伝えたい「あなたのことがだいすき」の魅力
保育園では、毎日たくさんの働くママやパパを見ています。
夕方のお迎えの時間、
「迎えに来たよー」とたくさんの子どもたちの中から、遊んでいる我が子を見つけて優しい表情になるママやパパ。
お迎えに来てくれたママやパパを見つけた時の子どもたちの笑顔。
この瞬間は、客観的に見ている保育士だから感じられる特別な場面なのかもしれません。
切り取って各家庭に配りたくなるほどの素敵な時間。
「さぁ、帰ろう」となると、甘えたくてグズグズだったり、帰ってからの家事を思って「早く早く!」と足早に園を出るママに戻ったりとその瞬間は一瞬のことなのですが、、、
きっと振り返れば、そんな毎日がいとおしく、大切な瞬間の詰め合わせだったりするんですよね。
必死で一生懸命だからこそ、ふと立ち止まって振り返らないと大切さに気付けない時間を感じてほしい。
それを伝えるのにこの絵本を全ママ、パパにおすすめします。
3歳児さんのクラス懇談で保護者さんに読み聞かせをして大好評だった絵本です。
ぜひ、手に取って読んでみてください。
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