指しゃぶりがやめられない2歳の息子に絵本「ゆびたこ」を読んでみた

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寝る前の指しゃぶりが必須アイテムな息子。

ゆまめ

もうすぐ3歳だけど、よく寝てくれるし、夜中目が覚めても指しゃぶりでまた眠ってくれる。まぁまだいいか~。

と、母は気楽に構えていたのですが、、、2歳の冬のことです。

ママー、ここ、いたい。

息子の親指の吸いたこに亀裂が、、、そしてうっすら血もにじんで痛そう。

皮膚科に行って薬をもらい、

「化膿してるから指はあまり、口に入れないように」

と言われてしまいました。

突然、指しゃぶりをやめさせなければいけなくなった状況に困った筆者が図書館で出会った一冊。

結果、この本を読み聞かせした日の夜から指しゃぶりを卒業。

今回の記事ではそんなピンチを救ってくれた、絵本「ゆびたこ」について詳しく紹介します。

この記事でわかること
  • 「ゆびたこ」ってどんなお話?怖い話なの?
  • 「ゆびたこ」を読み聞かせた2歳息子の反応
  • 「ゆびたこ」の魅力と読み聞かせるときに気をつけること
もくじ

ゆびたこ

題名ゆびたこ
作者くせ さなえ
出版社ポプラ社
発売日2013年1月
おすすめの年齢2歳半~3歳くらいから

ゆびたこ あらすじ

主人公の女の子は5歳。

4月から小学校に入るのに、寝る前になると指が勝手に口の中へ、、、。

お母さんに包帯を巻かれて、、お姉ちゃんにワサビを塗られて、、お父さんにお説教されて、、、

女の子はついに決意します。

「わたし、指しゃぶりやめる!」

ある日、親指にできたゆびたこをグリグリッと押してみた。すると

「いたっ!」

よくよく見るとゆびたこに顔があり、女の子に向かってしゃべりだした。

「わいのこと、もっと吸って大きくしてや~」

これ以上大きくなったら、、、女の子は想像を膨らませます。

ゆびたこに大きくなってもらっては困る。でも吸いたい、、、。

女の子は無事に指たことサヨナラできるのでしょうか、、。

ゆびたこの魅力

ゆまめ

指しゃぶりをやめるきっかけになったらいいな。

そんな思いで、SNSで話題になっていたこの本を読み聞かせしてみることにしたのですが、なんともインパクトのある挿絵!!

息子は、「こわい」っていうかもしれない。

とちょっと戸惑ったのですが、お話を読み進めていくと指しゃぶりと指たこに対しての嫌なイメージの表現は一つもありません。

なんならゆびたこ自身もすってもらわないと小さくなって消えてしまうと一生懸命さもうかがえます。

ゆまめ

さよならするときも別の人のところへ行くという解決策があり、なんだかとてもしっくり来たよ。

指しゃぶりをしている自分に否定的な気持ちを持ってほしくなかった筆者は、主人公が自分で決めたから指しゃぶりをやめてゆびたことサヨナラできたという結末にホッとしました。

主人公の女の子は

「このままゆびたこが大きくなったら、、、。」

と想像を膨らませます。その空想がまた、おもしろおかしく描かれているので当事者でない大人はついつい笑ってしまいます。

自分の意志で「もう指しゃぶりしない」と決めた主人公の女の子のがんばりと、「すってくれ~」とお願いされるとグッとがまんしたくなるこども心をよくわかってるな~と思いました。

最後、だんだん小さくなっていくゆびたこに、すっかり親しみまで感じてしまった筆者です。

「ゆびたこ」を読み聞かせた2歳の息子の反応

表紙のおだやかな女の子の顔を見て、

しーくん

ちゅっちゅ、おんなじ~

と、自分と同じ姿に、嬉しそうに顔を近づけていました。

しかし、お話が進み、ゆびたこ登場とともに、

えっ、こわい、、

と少し緊張気味。

でも見るのをやめるわけではなく、ジーっと見ていました。

時々、自分の親指を見つめながら、

ゆびたこ、ここ、いない?

と確認。

本当のことを言うと、息子の指にはこの時点で結構なゆびたこができていたのですが、あまりこわがらせるのもなぁ、、と思い、

ゆまめ

しーくん(息子)の指には、まだきてないねぇ。

と、留めておきました。

お話を全部読み終わり、化膿した指にお薬を塗るときに聞いてみました。

ゆまめ

しーくん、指痛い痛いになっちゃたね。
指ちゅっちゅどうする?

しーくん

指ちゅっちゅ、バイバーイする!

この日の夜から本当に指しゃぶりなしで眠り、(私と手を握って寝ました)、次の日、

5歳の姉がかまって、

おーちゃん

今日も、ゆびたこ読んでー

と絵本を持ってきたのですが、

ダメ!!読んだらダメ!もう、(指ちゅっちゅ)ないないだもん!

と、この日も指しゃぶりせず眠りにつきました。

そこから先、息子が指しゃぶりするのを見ていません。

あっけなく、愛してやまなかった親指ちゅっちゅを卒業したのでした。

ゆびたこ おすすめの年齢と読み聞かせのポイント

絵本「ゆびたこ」を出版しているポプラ社は対象の年齢を3歳~5歳としています。

息子は2歳半ごろにこのお話を読んだのですが、ゆびちゅっちゅをすると、ゆびたこが出てくる。

やめるといなくなる。という話の大筋は、自分の親指と見比べながら理解していたように思います。

この話を読み聞かせするときは、、

これは筆者の勝手な考えなのですが、この絵本の内容は保育園で集団に向けて読むというより、ママやパパのお膝に座って安心感を感じながらドキドキを味わうほうが向いているお話かなと思います。

「くせ」ってプライバシーを大切にしたい部分があるし、一人ひとりお家によって指しゃぶりについて考えるタイミングってあると思います。

なので筆者は、ママやパパがおもしろおかしく読み聞かせするのが、この絵本の魅力を最大限に発揮できる読み聞かせ方法なのではないかなと思います。

ゆびたこ まとめ

ゆびたこは2歳、3歳(こどもによっては5歳、6歳も)にとってはインパクト大の怖い存在として見えるのかもしれません。

だからこそドキドキして絵本のストーリーをじっくり聞いていました。

読み終えた後も、「ゆびたこ、こないよ」「ちゅっちゅ、ないよ」と自分で意識している息子の姿がありました。

指しゃぶりを何らかの理由があってやめないとなーと感じている子にとっては、影響力のある絵本だと思います。

5歳の次女(指しゃぶり歴なし)にとっては、ドキドキするけどなんだかヘンテコな面白いキャラクターに見えるようでニヤニヤしながら見つめています。

年齢やその子の性格、後ろめたく感じちゃう「なにか」があるかないかによって見え方が変わってくるのかなーと思います。

息子にとっては、突然指しゃぶりをやめないといけないタイミングが来たので(いえばゆびたこの暴走ですね)この絵本の効果は母にとってありがたいものでした。

お子さんの性格や、指しゃぶりについて考えるタイミングが来たら読んでみるのも一つの方法かなと、思います。

ゆまめ

指しゃぶりをしなくなった現在は、ワクワクしながら「読んでー」とこの絵本を持ってきますよ。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

現在3児のママ兼、パート保育士をしています。
フルタイム期含め18年間保育士として働いている保育士目線プラスわが子3人育児中のママ目線で感じたことをゆるーく発信中です。

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