どんぐりえんには「くぬぎ」「まてばしい」「あかがし」「こなら」とたくさんのどんぐりたちが通ってきます。
おーちゃんは年長組だから「くう」ね!
しーくんは2歳だから、わかば組。
自分たちの保育園生活が重ねてイメージしやすいのがこの本の人気の一つなのかも。
自分っぽいキャラクターを見つけて、読み聞かせを楽しんでいる我が家の子どもたちです。
この記事ではどんぐりむらシリーズの1作目「どんぐりむらのどんぐりえん」のあらすじと魅力を紹介します。
どんぐりむらのどんぐりえん
題名 | どんぐりむらのどんぐりえん |
作者 | なかや みわ |
出版社 | 学研 |
発売日 | 2013年9月14日 |
おすすめの年齢 | 4歳~6歳 |
どんぐりむらのどんぐりえん あらすじ
「せんせいー、おはようございます」と、どんぐりえんにどんぐりたちが登園してくる朝の様子からお話は始まります。
中にはお母さんどんぐりと離れたくなくて泣いちゃうツブ(どんぐりむらではどんぐりたちのことをツブといいます)も。
優しい保育園の先生に抱っこしてもらい、ママも安心してお仕事へ。
どんぐりむらシリーズは職業がテーマになったものが多く、このお話は保育園の先生たちのお仕事についても描かれています。
普段の保育園の様子から先生たちの縁の下の力持ち的なバックヤードまで、しっかり描かれているので、保育士の筆者も読んでいて嬉しくなります。
みんなが登園すると、「朝の会」があってみんなでお歌を歌ったり、朝のあいさつをしたり。
そのあとは、年に一度の大きな園行事。「お店やさんまつり」準備が始まります。
お友だちの「つぶ」たちと、協力して意見を出し合って準備する姿はきっと年長の子どもたちは共感できるはず。
ひとつぶひとつぶがはりきって準備する様子が生き生きと描かれています。
たくさん準備をして迎えたお店屋さんまつり当日。
家族のみんなを招いて、いろいろなお店にご招待。
どんぐりむらのどんぐりたち、ひとつぶひとつぶに家族がいて、絵本の最後の見返しページには家族紹介が載っています。
最後までじっくり楽しむことができますよ。
どんぐりむらのどんぐりえん 注目ポイント
この絵本のシリーズは、設定がしっかりしているので、どんぐりたちの家族構成や年齢まで何回も見ることで新しい発見がたくさんあります。
ぜひ、1回読んだ後に、見開きページのクラス紹介、見返しページの家族紹介を見てから、もう一回読んでみてください。
きっとまた違う視点からお話を楽しめますよ。
どんぐりむらのどんぐりえん 保育園ではこう読む!
秋探しのお散歩
どんぐりといえばやっぱり秋。
秋を見つけにお散歩に行こう!!
どんぐりが拾えるポイントを探したり、落ち葉や木の実を拾って持ち帰り、工作に使うのも楽しいです。
どんぐりえんのつぶたちのように、みんなで協力して作る楽しさを感じられそうです。
落ち葉のお風呂
お店やさんまつりのお店の中に、お風呂屋さんもありました。
ビニールプールに落ち葉を集めてお風呂ごっこ。
ガシャガシャと乾いた葉っぱの音や感覚を楽しむのも楽しいですよ。
葉っぱを手にいっぱい集めて真上に投げて、ヒラヒラ落とすと子どもたちは大興奮です。
どんぐりむらのどんぐりえん まとめ
幼稚園、保育園での生活を経験している子どもたちはこの絵本の読み聞かせを聴きながらどんなことを思っているのでしょう。
きっと心のなかで共感できる部分を見つけながら楽しんでいます。
共感できることがたくさんあると、夢中になってお話に入り込むことができるんです。
お友だちと協力し合って、お店やさんを作り上げる楽しさもこの絵本から感じとってほしいなと思います。
コメント