言葉遊びが楽しい絵本「おやおや、おやさい」
保育園でも定番の絵本で魅力的なルックスの野菜たちが躍動感あふれるイラストで大活躍します。
我が家の次女も、
これ、ラディッシュでしょ。
と、スーパーで突然なじみのない野菜の名前を言うので驚きました。
ついつい、繰り返して言葉に出してしまいたくなる語呂の良いフレーズで構成されている大人も子どもも楽しめる一冊。野菜の名前を覚えるのにも一役かってくれます。
この記事では絵本「おやおや、おやさい」のあらすじと、その魅力を紹介します。
- 絵本「おやおや、おやさい」のあらすじ
- 「おやおや、おやさい」の魅力
- 「おやおや、おやさい」は何歳から?
おやおや、おやさい
題名 | おやおや、おやさい |
作者 | 石津ちひろ 文 山村浩二 絵 |
出版社 | 福音館書店 |
発売日 | 2009年1月1日 こどものとも年少版 発行 2010年6月10日 福音館の幼児絵本第一刷 発行 |
年齢 | おススメの2歳~4歳むき |
おやおや、おやさいのあらすじ
おやおや、おやさいの主役は、たくさんの野菜たち。
「今日はいよいよマラソン大会」
スタートラインに立った野菜たちはやる気満々。
そんなマラソン大会の中で、カボチャが川に落ちちゃったり、トマトが給水するのを忘れちゃったり、、、。
その野菜たちのイメージにぴったりな、いろいろなアクシデントを乗り越えつつ、ついにゴール!!
さて、、誰が一番のなったのでしょう?
リアルな野菜たちの絵にユニークな表情。
子どもも大人も耳に残る歯切れのよい言葉遊びが楽しい絵本です。
おやおや、おやさいの注目ポイント
2歳前になると、大人が言った言葉を真似て言葉を楽しむようになります。
そんな時期の子たちに、「おやおや、おやさい」はもってこいの絵本。
「そろり そろり セロリは はしる」
子どもたちも楽しんで復唱したり、食卓にその野菜が出てくると大興奮!
きゅうりはきゅうに止まれないんだよねー
知っている言葉が増えるので、嬉しそうに教えてくれますよ。
我が家2歳も5歳もそれぞれが楽しんで聞いています。
おやおや、おやさいの前作「くだものだもの」も大人気の一冊。
両作とも生みの親は、石塚ちひろさんと山村浩二さんのタッグです。
石塚さんの絶妙な言葉の使い方とキャラクター設定。
そこにぴったりな山村さんのイラストが繰り返して読みたくなる楽しい一冊です。
わたしは三作集めちゃいました。
「おやおや、おやさい」保育園ではこんなときに!
ことばの吸収力がバツグンの2才児さんに
この本の魅力の一つはことばあそび。
しがも、長いセリフではなく、リズムが良くて覚えやすい。
言葉をグングン吸収して、覚えた言葉から使ってみる2歳児さんにぴったり。
給食に知っている野菜が出てくると、嬉しそうに教えてくれますよ。
絵本で見たものと、現実に見るものとが結びつくことで、どんどん言葉が増えていきます。
畑で野菜を育てよう!食育活動の前に
夏野菜の栽培は、園庭に畑があればよい食育活動になります。
筆者の務めている保育園でも、夏にはキュウリやトマト、なすび。冬は大根と白菜。と畑でいろいろなお野菜を子どもたちと育てています。
「食卓に出てくると苦手なんだけど、自分たちが育てた野菜なら食べられる。」
野菜の育つ様子や、少しずつ大きくなる姿を見るのはこどもたちにとって刺激の多い活動です。
何の野菜を育てようか?
「おやおや、おやさい」は野菜それぞれが持つ特徴がキャラクターとしてしっかり描かれているので、子どもたちの中でイメージしやすく、たくさん候補を出してくれました。
図鑑を使って育てやすい季節や育て方を調べて、畑に植える野菜を選ぶ活動につなげていくよ。
きゅうりや、ラディッシュはプランターでも手軽に栽培できます。お家でやってみても楽しいですよ。
おやおや、おやさい まとめ
うちの子、最近野菜食べないなぁ。
そんな時に一生懸命マラソンをする野菜たちの絵本を読んでみたらどうでしょうか。
スプーンにのせて
まってまってと とまとの おとうと
とお口に運んでみたら、、もしかすると親しみを感じて口を開けてくれるかもしれません。
読めば読むほど、お話のおもしろさと、言葉遊びの心地よさが感じられる「おやおや、おやさい」
ぜひ、手に取ってみてくださいね。
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