寝かしつけに1時間、、、どうしてうちの子は寝ないの?
寝室に行くとなぜか目がぱっちり!
いつになったらすんなり寝てくれる?
新生児期を終えて、赤ちゃんは日中の活動も少しずつ活発になってきます。
昼間たくさん遊びに付き合ってクタクタなママをよそに、キラキラな目で見つめてくる我が子。
抱っこで1時間…寝室に入ってからもう2時間もたつのに、元気に動き回る姿にため息、、、なんてことはないですか?
今の話、実は筆者の体験談です。
私自身も長女の寝かしつけに本当に苦労しました。
保育士をしているので、育休前は何百人という赤ちゃんの寝かしつけをしてきて、それなりのテクニックを身につけたつもりでした。
それなのにわが子はなぜ寝ないのか…。毎日毎日眠い頭で悩みました。
そこから色々試した結果、今では子どもたち3人が
「よし!寝るよー」
という合図の15分後には夢の中です。
子どもたちが眠った後は自分の時間。
ストレッチをしたり、気になるドラマを一気見。そんなこともできるようになりました。
現在なかなか寝つかない子のパパやママ。
赤ちゃんの体質や個性で寝付くまでの時間は様々ですが、いつもより10分でも早く眠れるように試してみてください。
赤ちゃんが寝つかない理由
赤ちゃんがなかなか寝ついてくれないと、寝かしつけをしているパパやママの方が先に眠くなってしまったり、残した家事が気になりイライラ…なんてこともありますよね。
赤ちゃんがすんなり眠れないときの理由として次のような理由が考えられます。
当てはまることはないか、寝かしつけの前にチェックしてみてください。
おなかは満たされてる?
大人も、おなかが空いていては気持ちよく眠れませんね。前回の授乳時間や量を思い出してみましょう。
前回の授乳であまり飲めていないなと感じたときは、ミルクを足したり母乳をあげて満足した状態で寝かしつけをはじめます。
おむつは汚れていない?
おしっこやうんちが出ておむつが汚れていないか確認しましょう。
汚れていたらおむつ替えをして、清潔な状態にして寝かしつけをします。
体調は良い?
発熱していたり、おなかの調子が悪いときは大人でもなかなか寝つけません。
いつもの様子と違うところはないか、チェックしてみましょう。体調不良の症状がある場合はそちらの対処をしてあげるのが先決です。
赤ちゃんがスムーズに眠る寝かしつけのコツ5選!
前の章でお話した、赤ちゃんが眠らない理由を全部クリアした。それでもなかなか赤ちゃんが寝つかないときは次の5つを試してみてください。
赤ちゃんは、大人が思っている以上に環境や気温差に敏感です。
ここでは赤ちゃんが安心して眠りにつくために、パパやママがやるべき準備を紹介していきます。
すぐに全部を実践するのは難しいので、できるところからチャレンジしてみてくださいね。
室内の環境を整える
赤ちゃんは寝ているあいだもたくさん動きます。
寝返りができるようになると、夜中にもかかわらず右へ左へ移動して、ママやパパが気づいたら思いもよらない場所で眠っていることも。
寝る直前に、自分が心地いいと思える場所を求めて転がったり体勢を変えたりするタイプの赤ちゃんもいます。
家族みんなが安心・安全に眠れるように環境を整えることで、パパやママも安心して赤ちゃんが眠りにつくのを見守ることができます。
あっちに転がるとぶつかりそう…こっちに来たら落ちちゃう…では、安心して眠れませんね。
我が家の末っ子はこの方法で赤ちゃんの頃から寝かしつけていたので、抱っこで寝かしつけたことは数回しかありません。(体調が悪かったときは別ですが…)
寝かしつけ以外の場面では現在も抱っこマンですが、寝る時は自分のお気に入りポジションがあるようで、寝るスイッチが入るとあっという間に夢の中です。
日中の生活リズムを整える
生後3ヶ月を過ぎると、日中に起きている時間がだんだんと増えてきます。
赤ちゃんが必要とする1日の睡眠時間はおおよそ決まっていて、眠りすぎるのも、起きている時間が長すぎるのも、夜の眠りに影響します。
赤ちゃんが必要とする睡眠時間の目安
新生児~生後6週 | 16〜20時間 |
生後7週~生後2ヶ月 | 14〜17時間 |
生後3〜6ヶ月 | 14時間 |
生後6〜12ヶ月 | 14時間 |
1歳以上 | 12時間〜14時間 |
目安ですので必ずぴったりでなければならないというわけではありません。
赤ちゃんの眠いサインを見逃さず日中の睡眠を調節してあげることが大切です。
例えば、夜8時から朝の6時まで10時間眠るとすると、1歳過ぎた子のお昼寝は、、2時間〜多くても4時間
そう思うと長女は日中によく寝る子で一歳過ぎても午前2時間、午後3時間、寝ていました…。
特に3時過ぎてからのお昼寝は夜の眠りに直結します。
寝入りに敏感なタイプの子は15時までにお昼寝を済ませることが、重要ポイントです。
寝入るまでは優しくトントンや身体をさすってあげる
赤ちゃんと一緒に横になり、パパやママの手で赤ちゃんの背中を優しくさすってあげましょう。一定のリズムで優しくトントンとするのもいいですね。
赤ちゃんはお腹の中と似た状況に安心感を感じます。
胎内で聞いていたママの心音や血液が流れる音を思い出し、ゴソゴソ動いていた赤ちゃんもしだいに動きがゆっくりになってきます。
このとき、ゆったりとした気持ちで赤ちゃんの眠くなるスイッチを押すような気持ちで向き合いましょう。
不思議なことに
「早く寝てくれないかな」
「まだ、洗い物と…洗濯と…」
こんなふうに焦る気持ちで寝かしつけをしていると心を読まれているように赤ちゃんはなかなか寝てくれません。
寝かしつけの時間は
「一緒に寝てもいいや」
そんな気持ちでゆったり関わるのが早く寝てくれるコツになります。
寝る直前の行動をルーティン化する
「よし!今夜も寝かしつけするぞ!」と思う一歩前の行動を思い出してみてください。
- お風呂に入った?
- テレビ見てた?
この2つの行動を眠る直前にしていると、赤ちゃんはなかなか寝つくことができません。
寝る直前のお風呂やテレビの時間は、赤ちゃんの脳に激しい刺激を与えます。赤ちゃんは興奮してなかなか眠くならずいつまでも起きているなんてことも。
それでは、眠る前に何をするといいのでしょうか?
赤ちゃんがスムーズに眠りにつくためには寝る直前にひとつ、毎日繰り返す行動を取り入れてみましょう。そうすることで赤ちゃんの寝るスイッチが育ってきます。
赤ちゃんは変化にとっても敏感。
場所が違う…いつもと匂いが違う…ママやパパの見え方が違う…。
ちょっとした違いに気づくことが興奮材料になって目がギラギラなんてことも。
毎日同じスケジュールで…と言われると難しく感じてしまいますが
「何かひとつ寝る前のルーティンを決める」
これならチャレンジできそうではないですか?
ルーティンにする行動のポイントは、
- そのまま寝られる場所(寝室など)でできる
- 大がかりな道具が必要ない
- 寝かしつける大人が無理なく続けられる
このポイントをおさえた筆者のオススメの寝る前のルーティンをお伝えします。
ベビーマッサージ
絵本の読み聞かせ
なるべくパパやママにとって省エネで毎日続けられることにしましょう。
ルーティンをころころ変えると赤ちゃんも混乱してしまいます。
穏やかな気持ちで長く続けられるようなものが良いですね。
我が家の末っ子は現在2歳になりますが、絵本タイムが終わるとお気に入りの毛布を抱きしめてものの5分で眠ってくれます。
1時間、、2時間が当たり前だった長女の寝かしつけからは考えられません。この方法で筆者は夜のドラマ一気見の時間を手に入れました。
それでもダメなら必殺寝たふり
室内環境を整え、日中の生活リズもOK。ルーティンも決めたし、トントンしてるけど、それでも寝ない!となったら必殺技の出番です。
それは寝たフリ。
赤ちゃんもパパやママが起きていると、遊んでもらえると勘違いして楽しくなっってしまいます。
「この部屋に入って絵本が終わったら(ここは先ほど決めた行動)寝る時間なんだな」
とわかってもらうためにも、パパやママもスマホは一旦置いて寝たフリしてください。
そのためにも先にお話ししたように安全な環境にすることは大切です。
赤ちゃんはくり返しが大好きなので、寝る前から寝るまでの行動を一定にして毎日くりかえすことで
「今は寝る時間だ」
と頭と身体が覚え、自然と寝るスイッチが育ってきます。
なかなか寝つかない赤ちゃんの寝かしつけ方法 まとめ
この記事では5つの寝かしつけのコツ+必殺技を紹介してきました。
保育園の寝かしつけとお家での寝かしつけの違いは何か、、筆者が眠い頭で考えて気づいたのは
「同じルーティンのくり返し」
でした。
保育園の特に小さいクラスでは、生活が基盤なので毎日の生活パターンはほとんど同じです。
活動の内容は、天気や子どもたちの体調に合わせて変わりますが
登園→おやつ→活動→給食→お昼寝→おやつ→遊び→お迎え
主な流れは毎日変わりません。
赤ちゃんたちは自然と繰り返される生活の流れに乗って、スムーズにお昼寝できています。
なかなか赤ちゃんが寝ついてくれなくて寝不足のママやパパ。ぜひ、お家でも寝かしつけ前のルーティンを試してみてください。
1日でも早く、穏やかな夜が迎えられますように。
最後まで見ていただき、ありがとうございました。
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